Obsidian Entertainmentの最新作『The Outer Worlds 2』に対し、意外な人物からの辛口レビューが話題を呼んでいる。発言の主は、リアル志向RPG『Kingdom Come: Deliverance』を手がけたWarhorse Studiosの共同創設者、ダニエル・ヴァヴラ氏だ。
「7点だけど、がっかりした」──開発者目線の評価
ヴァヴラ氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで『The Outer Worlds 2』を「7/10」と評価。数字だけ見ればまずまずだが、投稿には「Obsidianらしさが感じられなかった」との厳しい一言が添えられていた。
彼が特に問題視したのは、プレイヤーの選択が物語に与える影響の薄さ。Obsidian作品に期待される“選択の重み”が感じられず、会話のテンポや戦闘のバランスにも不満を示した。
Obsidianへの敬意と、ファンとしての落胆
ヴァヴラ氏はObsidianの過去作──『Fallout: New Vegas』や『Pillars of Eternity』──に深い敬意を抱いており、今回のレビューも「期待していたからこそ厳しくなった」とのニュアンスが強い。彼にとってObsidianは、プレイヤーの選択が世界を動かすRPGの象徴だったのだ。
業界内での反響と今後の注目
このレビューは、開発者による率直なフィードバックとして注目を集めており、SNSでは「開発者目線のレビューは貴重」「Obsidianはどう応えるのか」といった声が上がっている。一方で、「十分に楽しめた」「Obsidianらしさは健在」とするプレイヤーの声もあり、評価は分かれている。
“選択のRPG”としての再定義なるか
『The Outer Worlds 2』は、ユーモアと完成度の高い世界観で一定の評価を得ているが、ヴァヴラ氏の指摘は、Obsidianが今後どのように“選択の重み”を再定義していくかを問うものでもある。
開発者同士のこうした対話が、より良いゲーム体験につながることを願いたい。



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