2025年11月3日、個人ゲーム制作者・みつどもえ工房による新作『氷点下30度の絶望』が正式リリースされた。
本作はSteam、BOOTHなど複数のプラットフォームで無料配信されており、近日中にはノベルゲームコレクションでも公開予定だ。
対応プラットフォームはPCとスマートフォンで、価格は完全無料。誰でも気軽にダウンロードして体験できるのが魅力となっている。
リリース直後から話題沸騰の展開
リリースに合わせて、SNSでは「生存エンドなし」という衝撃的な設定が話題を呼び、ゲームファンの間で注目を集めている。
特に「苦しんでいる人間が好き、生きようと足掻く人間が好きという方以外はプレイしないでください」という注意書きが、作品の世界観を象徴するフレーズとして拡散されている。
さらに、過去作『推しの大切な人に成り代わる』との世界観のつながりも示唆されており、既存ファンにとっては見逃せない展開だ。
今後、実況配信やレビュー動画などを通じて、さらに話題が広がっていくことが予想される。
極限状況下で描かれる人間ドラマの魅力
本作はビジュアルノベル形式で展開され、プレイヤーは冷凍庫に閉じ込められた元警察官・口無荼毘と新人・十二村結のふたりの視点から物語を追っていく。
操作はマウスのみで、1周約20分という短編ながら、エンディングは4種類用意されている。
ただし、どのルートでも生存は叶わず、プレイヤーは“死”という結末に向かって進んでいくことになる。
低体温症、幻覚、矛盾脱衣などの描写がリアルに描かれ、極限状態での人間の心理と関係性が丁寧に掘り下げられていく。
ビジュアル面では手描き風のドットグラフィックが採用されており、可愛らしさと不気味さが同居する独特の雰囲気を醸し出している。
SCP財団の世界観に影響を受けた設定も、ホラー好きにはたまらない要素だ。
「どうあがいても死ぬ」という前提の中で、それでも希望を手放さない人間の姿が描かれる本作は、短編ながらも深い余韻を残す作品となっている。
この作品は、ただのホラーではなく、人間の尊厳や関係性に踏み込んだ“生き様”の物語だ。
短い時間で濃密な体験ができるので、ぜひ一度プレイしてみてほしい。
価格・ストア
基本情報
| タイトル | 氷点下30度の絶望 |
| 開発 | Mitsudomoe Koubou |
| パブリッシャー | Mitsudomoe Koubou |
| ジャンル | ビジュアルノベル |
| 対応プラットフォーム | PC / Android / iOS |
| 発売日 | 2025年11月3日 |
| 日本語対応 | 〇 |
| 公式サイト | 公式サイト |



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