猫はかわいい。しかし、現実世界で猫を飼うには、餌代、抜け毛との戦い、そして何より猫の気まぐれな性格に耐える覚悟が必要だ。その点、ゲームの世界なら話は別。餌やりの心配も、深夜の運動会に悩まされることもなく、純粋に猫との時間を楽しめる。
今回は、猫好きゲーマーのために厳選した猫ゲー10作品を紹介する。王道の名作から、ちょっと変わった猫体験まで、幅広く取り揃えた。
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Stray
猫ゲーといえばこれ。
荒廃したサイバーパンク都市を、一匹の野良猫となって探索するアドベンチャーゲーム。グラフィックの美しさ、猫の動きのリアルさ、そして予想外に深いストーリーが話題を呼び、2022年のゲームオブザイヤーにもノミネートされた。
壁を飛び越え、狭い隙間をすり抜け、時にはロボットたちと協力しながら進んでいく。猫特有の「興味ないフリして実は気になってる」感や、「高いところに登りたがる」習性も完璧に再現されている。ボタン一つで「ニャー」と鳴いてくれるのも高評価ポイント。ボタンを連打するだけで幸せになれる。
猫ゲー初心者なら、まずはここから始めよう。
| PC | 3,900円 → 2,340円 (40%オフ) | 購入ページ(Steam store) |
| Switch | 3,500円 | 購入ページ(Nintendo Store) |
| PS5 | 3,520円 | 購入ページ(PS Store) |
※PS Storeのセール情報は反映されません
Little Kitty, Big City
かわいい。とにかくかわいい。
迷子になった子猫となって、大都会を冒険するオープンワールドゲーム。Strayがダークでシリアスな猫ゲーなら、こちらは明るくポップな猫ゲーの代表格だ。魚を盗んだり、物を落としたり、鳥を追いかけたり——猫がやりがちないたずらを存分に楽しめる。街の住人たちとの交流も温かく、プレイしているだけで心がほっこりする。グラフィックもポップで優しく、子どもから大人まで安心して楽しめる作品だ。
ゲームというより「猫になって街をぶらつく体験」として最高。ストレスフリーで遊びたい人におすすめ。
『Little Kitty, Big City』紹介記事はこちら！
| PC | 2,600円 → 1,560円 (40%オフ) | 購入ページ(Steam store) |
| Switch | 3,480円 | 購入ページ(Nintendo Store) |
| PS5 | 2,860円 | 購入ページ(PS Store) |
※PS Storeのセール情報は反映されません
キャットクエスト
ネコが主人公の2DオープンワールドアクションRPG。
さらわれた妹を救うため、勇敢な猫の戦士となって冒険する王道ファンタジー。装備を整え、魔法を覚え、ダンジョンを攻略していく——ゲームとしての骨格はしっかりしている。猫要素はビジュアルだけかと思いきや、猫っぽい掛け合いやダジャレも満載で、最後まで飽きさせない作りになっている。
「猫ゲー」というジャンルに甘えず、ゲームとして面白いものを作ろうとする姿勢が好感度高い。続編も出ているので、ハマったらシリーズ制覇もあり。
| PC | 1,280円 → 256円 (80%オフ) | 購入ページ(Steam store) |
| Switch | 1,200円 | 購入ページ(Nintendo Store) |
| PS5 | 1,210円 | 購入ページ(PS Store) |
※PS Storeのセール情報は反映されません
CATO（キャトー）
おそらくこのゲームを作った制作者は「猫は液体である」という学説を信じている。
バターを塗られた猫を操作し、液体のように形を変えながらパズルを解いていくゲーム。猫がドロドロに溶けて隙間を通り抜けたり、壁を這い上がったりする様子は、シュールを通り越して哲学的ですらある。
ゲームシステム自体はシンプルだが、猫が液体化する様子を眺めているだけで不思議と癒される。バターを塗られた猫という発想がすでに狂気だが、それを真面目にゲーム化した制作陣のパワーに脱帽。
猫の新しい可能性を感じたい人向け。
| PC | 1,300円 → 910円 (30%オフ) | 購入ページ(Steam store) |
| Switch | 1,430円 → 1,144円 (20%オフ) | 購入ページ(Nintendo Store) |
| PS5 | 1,430円 | 購入ページ(PS Store) |
※PS Storeのセール情報は反映されません
Bongo Cat
デスクトップ常駐型のゲーム。キーボードを操作するたびに、猫がバンバンしてくれる。これだけでイナフだろう。しかも無料。
ただし侮るなかれ。ポイントを貯めて猫に着せ替えをさせたり、他のプレイヤーと交流できたりと、意外としっかりした機能も搭載されている。気づいたら猫の着せ替えに夢中になって、本来の作業を忘れている自分に気づくはずだ。
本サイトのトレンドランキングを見ていただくとわかるのだが、このゲーム、同時接続プレイヤー数がとんでもない数字をキープし続けている。今(2025年12月6日執筆時点)の状況を確認してみたところ、一昨日DLCが発売したばかりのエルデンリングナイトレインより遊ばれていた。この異常さが伝わるだろうか。
世界の猫好きたちの情熱を感じずにはいられない。間違いなく、今、世界一ホットな猫ゲーだ。
生産性が上がるかは保証しないが、心は確実に豊かになる。
Cats Hidden in Paris
風景の中に隠れた猫たちを探し出す、シンプルなウォーリーを探せ系ゲーム。絵本のようなアートスタイルが美しく、BGMも穏やか。サクッと遊べて、達成感もある。
このシリーズ、実は「Cats Hidden in ~」というタイトルで世界中の都市版が出ている。日本版もある。しかも無料作品も多数。暇つぶしにも、寝る前のリラックスタイムにもピッタリ。
猫を探しながら街並みを楽しむ。優雅な時間が過ごせる一作。
『Cats Hidden in Paris』紹介記事はこちら！
猫の願いが叶うなら
次元の歪みを戻すため、一匹の猫を追いかけさまざまな世界を巡る旅に出るショートアドベンチャー。プレイ時間は30分程度だが、心に残るストーリーと美しいドット絵が魅力。しかも無料。
制作者のodencat（おでんキャット）氏は、他にも「クマのレストラン」など、心温まる作品を多数手がけている。
短いけど、猫と人との絆を感じられる良作。
でておいで、猫
隠れてしまった猫に、言葉を届けて呼び出す短編アドベンチャー。
「動詞」と「名詞」のカードを組み合わせて猫に語りかけ、その反応を手がかりに正しい言葉を探していく。プレイ時間はわずか10分ほどだが、正しい言葉を見つけたその先で、猫と飼い主の静かで温かい関係が見えてくる。言葉選びの繊細さと柔らかな演出が、プレイ後にじんわりと心に残る。
制作者は人気ゲーム実況者としても知られるshu3氏。そして無料。短いからこそ、一気にプレイして余韻を味わってほしい一作だ。
偽猫物語
保護猫が主人公のアクションアドベンチャー。
引き取られた先で老女と心を通わせ、穏やかな日々を過ごしていた主人公。しかし老女の病をきっかけに全てが崩れ去り、嫉妬深い野良猫の策略で居場所を奪われてしまう。孤独、諦め、そして「家」の本当の意味を探す旅が始まる。
かわいらしいビジュアルの裏に、愛や喪失といった重いテーマが描かれている感動作。心の準備をしてからプレイしよう。
| PC | 1,000円 → 500円 (50%オフ) | 購入ページ(Steam store) |
| PS5 | 1,650円 | 購入ページ(PS Store) |
※PS Storeのセール情報は反映されません
たき火と猫
作業用猫ゲー。発売したばかりの注目作。
たき火の前でくつろぐ猫を眺めるゲーム。BGMはパチパチと燃える火の音と、時折聞こえる猫の鳴き声。作業用BGMとして流しっぱなしにするも良し、疲れた心を癒すために眺めるも良し。
現代人に必要なのは、こういう「何もしない時間」なのかもしれない。リリースされたばかりなので、今後のアップデートにも期待。
| PC | 200円 | 購入ページ(Steam store) |
まとめ
猫ゲーと一口に言っても、その幅は広い。リアルな猫体験を追求した作品から、猫の皮を被った哲学まで、多種多様。
ゲームの中でなら、猫は24時間いつでもあなたを待っている。餌代もかからないし、抜け毛の掃除も不要。そして何より、セーブデータは決して裏切らない。
さあ、今日から君も猫ゲーマーだ。どの作品から遊ぶかは、あなた次第。
さぁ、今こそネコと和解せよ…（PR）。
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